牛ムキタン君 いざ出動！

この皮付タンはアメリカ産N社製のチルドタンです（勿論空輸）。アメリカからの輸入再開以来、危険部位に近い元の部分はカットされています（タンの中でも一番サシが入り美味しい部分）。まずパッケージを剥がし、よくドリップをとり、手早く皮を剥きます。次にタン下をエグルように除去し形を整えて先の部分をカットします。そして真空包装し、シュリンカ‐（湯銭器）にかけたら冷却します。この一連の流れ作業は とにかく迅速に行われ、その間 残皮、異物、エア漏れをチェックし冷蔵庫の中へと入って行きます。焼肉業界の方は お気づきかもしれませんが、‘このタン、随分長いんじゃないの？’と疑問を抱かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは この一本から上タン、並タンと使い分けるお得意様用に規格化された物なんです。ご存知の通り、太く白っぽい部分は上、その他は並ですね。よくお得意様先でタン下などを ごっそり削って御使いになってる場面に出くわしますが、伝票上では安く感じられたタンも削り方によってはものすごく高くついてしまいます。ん？挽き肉として使うから大丈夫だって？ちょっと待っ
た！挽き肉ってタンの価格みたいに高くありませんよ。一本のタンで100gなんて削ったら何百円も損します。それでしたら はじめからロスの出ない物を使った方が良いですね、絶対に！さあ、出動するぞ！ムキタン君！そして喜んでもらえよ…。