気持ちを込めて!

kurashou11292010-09-01

このブログでは 度々、機械設備を紹介させてもらったが、商品造りに関しては 全てが機械という訳にはいかない。機械では とても不可能な加工技術はいくらでもある。特に 包丁仕事は機械の操作と違って、ある程度の修練が必要だ。例えば 三枚目の写真にあるような カルビの切り込み。カルビ専用のカットする機械もたしかにあるが結局はロスがたくさん出たり、硬い部分も柔らかい部分も お構い無しにカットされてしまう。その点 包丁使いに慣れた肉プロ(?)なら、機械並の作業スピードの中でも瞬時に硬い部分を除去したり、柔らかく切れ目を入れたり出来る。要は いくら機械でも 人間の持っている、能力を全て実現する事は不可能という事になる。まして、このカルビが得意先に行き、お皿に並べられる場面を想像しながら 気持ちを込めて造れるのは やはり人の力である。