工場内設備

kurashou11292010-05-11

これらは ご存知、スライサ‐である。我々業界の人間だと見慣れた機械だが、一般の方だと なかなかお目にかかれない物だと思う。普通、ス‐パ‐、小売り店で使われてるのが二枚目の写真のミ‐トスライサ‐。よくお店のショ‐ケ‐ス越しに作業場内を覗くと店員さんが下を向いてスライスされたお肉を並べている光景を目にした事があると思う。このスライサ‐は生のお肉専用で、冷凍肉を切ったりすると、あっという間に刃が潰れてしまい、普通の生のお肉が まともにスライスできなくなってしまう。どちらかというと 生のお肉を丁寧にスライスする時に使用する。例えば ギフト用、しゃぶしゃぶ用などがそうである。
ちなみに一枚目の写真の冷凍スライサ‐も比較的 丁寧に商品を作る時に使用するが、ほぼ冷凍の状態でスライスできるので意外と便利な機械である。弊社では、牛タンや輸入品の冷凍肉をスライスしたり国産牛のポ‐ション(切り身)を作る時に使用する。この二台と機能的に違うのが三枚目の写真の高速カッタ‐。機械自体も大きく、安全蓋を開け、冷凍肉の固まりをボンと入れたら蓋を閉め、スイッチを入れて後は手放し。ダダダダダッ…という音とともに セットした厚さのスライスが数十秒で出来上がる。よってこの機械は規格品を量産する時に使用する。
弊社では この三種類の機械を目的別に使いわけ、ほぼ毎日 フル回転している。当然、使いも荒いのでメンテをはじめ、刃の状態のチェックはマメに行わなければならない。機械も正直なので、手入れを怠れば 切れ味も悪くなり当然、仕上がりも悪くなる。ヘタすると故障の原因にもなってしまう。
機械も人間の身体と同じで酷使した後はメンテが必要だ。