世界に誇れる和牛

kurashou11292010-05-22

今、我々の業界をはじめ外食、百貨店業界は宮崎で発生している口蹄疫問題の拡がりを懸念している。これから口蹄疫の広がりが限定され、撲滅を宣言できるようであれば、「市場への影響はほとんどない」(農水省)との事だが、我々が心配してるのは、数年後までの市場への影響と生産農家の事である。
話しは少しズレるが、良い肉質の牛を生産する為には いくつかの条件がある。牛の血統、自然環境、飼料などがそうなのだが、生産農家の人達の牛に対しての愛情も非常に大切な要因のひとつなのである。一頭一頭に気を配り、ストレスを与えないよう永年に渡り環境を整え、愛情豊かに育てられる。そんな手塩にかけて育てられた牛をあっという間に失い、さぞ悔しい事だろう。先日、ニュースを見ていたら、生産農家の方が涙を流して取材に応じていた。無理もない、機械や物と違いスグに出来る物ではないのだ。
仔牛を失い、生産農家にダメージを与え、2〜3年後、ホント心配である。
安心で安全な、日本が世界に誇れる食の芸術品、また日本人にしかできない食の完成品。大切にしていきたい…。
写真は練馬の焼肉屋さんに出動準備中の前沢君。がんばりたまえ。